■アメリカ入出国時の受託手荷物マメ知識
アメリカ入出国時の受託手荷物マメ知識
エスタの申請をして、荷物の準備をして・・・。アメリカへの渡航が楽しみですね。しかし、アメリカへ入国する時には空港で厳しい荷物の検査があり、スーツケースやバッグに鍵をかけていても、検査のために鍵が切断されてしまうということをご存知でしょうか？
こちらでは、アメリカ入出国の際に知っておきたい、受託手荷物（カウンターで航空会社に預ける荷物）のマメ知識をご案内致します。
※この情報は変更することがありますのでご注意下さい。
アメリカは受託手荷物の保安検査が厳しい
アメリカ国内にある各空港では、アメリカ運輸保安局（TSA）による厳しいセキュリティチェックが実施されています。受託手荷物の施錠の有無にかかわらず、バッグやスーツケースを開けて入念な検査を行っているのです。
この時、鍵をかけている荷物は、鍵を破壊・切断して中を検査します。ですから、アメリカへの入出国やアメリカ国内でのフライトで航空会社に荷物を預ける際は、「荷物に鍵をかけないで下さい」と言われます。
ちなみに、鍵をかけて荷物を預け、このセキュリティチェックにより荷物や中身が破損・紛失してしまった場合でも、賠償は一切ありませんので注意して下さい。
TSAロックを使用しよう
厳格な検査のためとはいえ、荷物に鍵をかけずに預けるのは不安がつきものです。そこで役に立つのが、TSAロックです。これは、アメリカ運輸保安局が認定したロックシステムで、空港での荷物のセキュリティチェックに対応しています。
アメリカの各空港には、TSAロックを開錠するための特殊なツールを持った運輸保安局員がいます。これにより、TSAロックで施錠したまま荷物を預けても、鍵を切断・破壊しないで開錠することが出来、保安検査が終わった後は施錠して戻してくれるので安心です。
TSAロックには、南京錠タイプ、ダイヤル式タイプ、ベルトタイプなどがあります。お手持ちのスーツケースやバッグに合わせて選びましょう。アメリカ渡航の準備でこれからスーツケースを購入するのであれば、TSAロック付のものを買うと便利です。あらかじめTSAロックが付いていますから、スーツケースの開閉の度に鍵を付けたり外したりする煩わしさがなくなります。
荷物を預けるときに注意すること
TSAロックを施錠すればとりあえずは安心ですが、やはり受託手荷物の中には貴重品を入れないなど、紛失防止に努めることが大切です。貴重品は手荷物として機内に持ち込みましょう。（機内に持ち込める荷物にも大きさに制限があります。）
また、スーツケースに中身を詰め込み過ぎるのも厳禁。セキュリティチェックで開けられた後、閉まらなくなってしまったらTSAロックが付いていても意味がなくなってしまいます。注意しましょう。